婦人科の悩み
代表的な婦人科の症状

婦人科の症状は、さまざまです。その代表的なものが月経のトラブルです。
異常に強い疼痛や辛くて立っていられないような痛みは、日常生活に支障をきたします。また痛み以外にも頻尿や便秘などの症状が現れることも少なくありません。
さらに肩こりや頭痛、貧血そしてシミなどの症状にもつながります。そしてこれらのトラブルは、気分まで落ち込ませてしまいます。また多くの女性を悩ませる更年期障害や冷えも月経トラブルのひとつと言えます。
そのほかにも、
子宮筋腫と漢方薬

子宮筋腫の原因の一つとして考えられるのが「血の滞り」です。
血の滞りとは、漢方的な考え方で言うところの「於血」、つまり血液の流れが何らかの原因で悪くなり、そこを病因として鋭い痛みや不正出血が起きるものです。
「血」を動かしてカラダの中をうまく循環させている「気」が滞っていたり、カラダを潤わせ「気」と合わさって「血」を生むための「水 」が滞っていることが原因とされています。

特に 下腹部で気・血・水が滞ると「癥瘕」と呼ばれる気と血からなる塊ができてしまい、この塊が余分な熱を生み下腹部にさまざまな炎症を起こさせてしまいます。
カラダの中を気・血・水が滞りなく流れていることが必要です。こうした流れを作るための代表的な生薬が牡丹皮や桃仁、茯苓、桂皮や桂枝などです。
こうした生薬が配合された漢方薬は妊娠中には使えないことも多いため、漢方薬をよく理解した薬剤師など専門家に相談することが大切です。

女性の一生は七年周期。
漢方では、女性の一生は七年周期と言われています。七年ごとに大きな身体的な変化が起こるとされています。
これらが停滞すると体のバランスが崩れて、いろいろな症状があらわれます。
とくに婦人科の症状には「血」が滞る「
また「血」が不足する「
こうした停滞や不足は「

停滞(しこり)を取り除き、体を温めましょう。


自分にピッタリ合った漢方薬を選び、巡りを良くして冷えを改善することで憂鬱な気分からも抜け出して、快適な毎日を過ごしましょう。
牡丹皮
特に牡丹皮は、下腹部の血流をよくするだけではなく血の熱を取る働きもあります。
茯苓
水の代謝をよくする働きがあるため眩暈や頭痛などの症状がある場合にも効果的です。
桂皮、桂枝
温めると同時に気の流れを改善する働きもありますので気持ちが落ち着かないときなどにも適しています。