肥満
漢方では肥満を五臓の「脾」が関係していると考えます。脾には、飲食物を消化吸収し、代謝するはたらきがあり、からだのエネルギーを作り出していく役割を担っています。
脾が強く、消化・吸収・代謝のはたらきがすぐれていれば、食べ物をとりすぎても簡単に太ることはありませんが、脾がもともと弱い人や何かの理由で一時的に弱ると、食べる量が少なくても代謝が不足し、余計な水分(痰湿)が溜まり太ってしまいます。
このため、漢方では脾のはたらきを高めることが、肥満解消のポイントと考えます。
気滞からくる脾の不調
ストレスなどで気が滞る状態が長く続くと、体全体が熱を持ち脾の調子が悪くなり太ります。また脾の熱が胃を刺激し食欲が高まることで、さらに太ることもあります。
気を巡らせる柴胡や薄荷などの生薬が入っている漢方薬が気滞の肥満には適しています。
瘀血からくる脾の不調
冷えや婦人病、運動不足やストレスなどで血の巡りが悪く(瘀血)なると脾がうまく働かず太りやすくなります。また瘀血の中には脂肪が含まれており脂肪太りとなりやすいです。
桃仁や川芎が入った漢方薬で血を巡らせることが瘀血からくる肥満には必要です。
水滞からくる脾の不調
水分や冷たい物、生ものを摂りすぎると、たまった水によって脾の働きが弱まり、汗やむくみを伴いながら太っていきます。
体の余分な水を除く沢瀉や茯苓が入った漢方薬が水滞肥満には合っています。
食事の際30回噛むようにと指導する先生もいるようですが、よく噛んで食べると少ない量で満腹感も得られますし、脾の働きも助けます。食事をゆっくりしっかり噛むことも肥満対策です。
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