青い池

青い池は 美瑛町 の美瑛川左岸にあります。1988年12月に噴火した十勝岳の堆積物による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流に複数建設された堰堤のひとつに水が溜まったものだそうです。地図のうえでは水溜り(^_^;)。
青い池付近の湧水には水酸化アルミニウムなど、主に白色系の微粒子が含まれており、美瑛川の水と混ざることによって分散され一種のコロイドが生成されます。水中に差し込んだ太陽光がコロイドの粒子と衝突散乱して水の吸収による青色の透過光が加わり、青色に見えると言われています。条件によっては、少し 碧 がかって見えたり、真っ青だったりと、訪れる度に違う彩で出迎えてくれます。
アルミニウムと言えば、制酸効果のある胃薬の中に含まれております。制汗剤に塩化アルミニウム液という製剤が有ります。漢方生薬では
豆知識として漢方を煎じる時は、アルミのお鍋は使わないで下さいね。
秋の養生
秋三ヵ月※は、豊かな収穫が 平 い、容れて盛るときなので容平という。人はこの季節、早くに就寝し、春夏より少し遅くに起床する。
心が騒がしいと、動きは慎まなくなって調和を欠き、草木を枯らす秋の肅殺の気を受け易くなり、人体をも障害するので、心を平安に保つ。さらに精神を引き締め、秋の収気と同調させ、和平ならしめる。
あれこれと心を外にたくましくする事なく、呼吸を調え、収まる秋の収斂の気に 順 う。これに反するときは、肺臓の働きを損ない、冬になると未消化の穀食と水の混ざったものを下す、完穀下痢を病む。
※秋三か月…「立秋」「処暑」「白露」「秋分」「寒露」「霜降」の六節気をいう。
(要約)秋は自然と同じように人も体力を養う収穫の時期です。またそれと同時に「収めていく」時期でもあります。気候が良くなり、アウトドアやスポーツで身体を動かすのも大切ですが、まず呼吸を整え、あまり動きすぎて『気』を発散しすぎないように注意しましょう。